ポケットモンスターSPECIAL回想録 その2
2012年4月23日 ポケモンカード コメント (2)
ポケモン全般で好きなイラストレーターを3名述べよ。
こう問われたら、僕はこう答える。
にしだあつこさん、姫野かげ丸さん、そして真斗さん、と。
しかしもう真斗さんのポケモン関係のイラストを見ることは、限りなく0に近いと思う。何故ならポケスペ初代作画担当だから。
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8巻、9巻、10巻が店頭に同時発売された事を知らないってshionさんが仰っていたので証拠になりそうな画像を掲載。そう、当時発売されたこの8~10巻の帯に『3冊一挙登場!!』とある。
しかし驚くのはそこではなかった。
8巻から金銀編が始まっているのだが、8巻は金銀編の主人公ゴールド、9巻はそのライバルのシルバー。10巻…誰やねん?まぁ恐らく金銀のバージョンアップ版(DPで言うプラチナ)なのでクリスタルだろうとは思った。そこまでは良い。
問題は画質が違うという事である。
僕のピンボケ画像では判らないと思いますが、8・9巻は真斗さんのイラスト。でも10巻描いてるの…誰やねん?と。そう、ポケットモンスターSPECIALは途中で作画担当が交代するという事件が起きていたのです。
事件って言うのは大袈裟だって言われるかもしれない。
でも、自分の好きな漫画やアニメの絵柄が突然変わっていたら誰もが疑念を抱く筈。そして僕も長い事沢山の漫画を読んでいるが、作画担当が代わるなんて前代未聞でしかなかった。当然、単行本で購入している僕の脳内は全て疑問符で埋められた。表紙の折り返しについている作者コメントを見ても「交代する理由」について一切触れられてないのだ。
今ほどネット環境が進んでいなかった時代である。すぐに真相を知ることなんて出来るはずもなく…でもいつもの調子で10巻まで買ってしまった。当然手元にあるからには読破する。でもイラストの違いはどうやっても最後まで拭えなかった。
…それでも未だに買い続けているのは偏にシナリオが良いからだと思う。
一番好きなエピソードは作画担当が代わってからのルビー・サファイア編に集中しているし(好きなシーン部門第一位はテッパンだ!)、僕のポケモン友達(非ポケカー)とポケスペの話をしても、結局最後には「ルビー格好良い」で終わる程。イエローもだけど帽子が…帽子ギミックが…。
ちょっと脇道に逸れました。
シナリオの良さに新刊が出る度に購入していたものの、やはり心の底には作画担当変更について、何も説明がなく置いていかれたような寂しさがありました。そしてとうとう1つの答えを僕は見つけたのです。
自宅でネット回線が開通して暫くした頃。
検索エンジンでふと思い出して調べたところ、作画交代の理由を僕はようやく見つけたのです。
体調不良
このたった4文字で片付けられたのは寂しい気もしましたが、連載雑誌3誌別々の話を掲載するという特殊環境で、どれだけ体力・精神力を使っていたかというのは何となくではありますけど、察する事ができました。でも、このたった4文字だけでも単行本に載せる事は…難しかったのかな?と今なら思えます。だって大人ですもの。大人には大人の事情ってものがある…小学館というお堅い出版社+児童向けコミックであるなら尚更でしょうよ。
この話を見てから、再度8・9巻を見返しました。
購入直後は画風が変わったのか?とぼんやり思っていましたが、『体調不良』という事実があると、確かにイラストにもその兆候は如実に出ていた気がしました。上手くいえないけど、キャラクターの顔が安定してないような、絵そのものに安定感が欠落しているような…そんな感じでした。
納得した。
僕の中で一区切りを迎えた瞬間でした。
本当なら今でも真斗さんに続編を描いてもらいたいと思っている。
でもそれは無理な話なのも判っている。
それでも。
そうだと判っていても、僕の想いは変わらない。
ポケモン全般で好きなイラストレーターを3名述べよ。
こう問われたら、僕はこう答える。
にしだあつこさん、姫野かげ丸さん、そして真斗さん、と。
あくまで、僕個人の独りよがりな想いではあるものの、僕の中の想いはこれで一応の完結をしたのである。
ところが、である。
物凄く今更なのだが、某所でこの事件の深い部分を知ることが出来た。長年抱えた悶々としたものはこれで昇華されたと言っても良いと思っている。
次回はそのお話。その3に続く!
こう問われたら、僕はこう答える。
にしだあつこさん、姫野かげ丸さん、そして真斗さん、と。
しかしもう真斗さんのポケモン関係のイラストを見ることは、限りなく0に近いと思う。何故ならポケスペ初代作画担当だから。
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8巻、9巻、10巻が店頭に同時発売された事を知らないってshionさんが仰っていたので証拠になりそうな画像を掲載。そう、当時発売されたこの8~10巻の帯に『3冊一挙登場!!』とある。
しかし驚くのはそこではなかった。
8巻から金銀編が始まっているのだが、8巻は金銀編の主人公ゴールド、9巻はそのライバルのシルバー。10巻…誰やねん?まぁ恐らく金銀のバージョンアップ版(DPで言うプラチナ)なのでクリスタルだろうとは思った。そこまでは良い。
問題は画質が違うという事である。
僕のピンボケ画像では判らないと思いますが、8・9巻は真斗さんのイラスト。でも10巻描いてるの…誰やねん?と。そう、ポケットモンスターSPECIALは途中で作画担当が交代するという事件が起きていたのです。
事件って言うのは大袈裟だって言われるかもしれない。
でも、自分の好きな漫画やアニメの絵柄が突然変わっていたら誰もが疑念を抱く筈。そして僕も長い事沢山の漫画を読んでいるが、作画担当が代わるなんて前代未聞でしかなかった。当然、単行本で購入している僕の脳内は全て疑問符で埋められた。表紙の折り返しについている作者コメントを見ても「交代する理由」について一切触れられてないのだ。
今ほどネット環境が進んでいなかった時代である。すぐに真相を知ることなんて出来るはずもなく…でもいつもの調子で10巻まで買ってしまった。当然手元にあるからには読破する。でもイラストの違いはどうやっても最後まで拭えなかった。
…それでも未だに買い続けているのは偏にシナリオが良いからだと思う。
一番好きなエピソードは作画担当が代わってからのルビー・サファイア編に集中しているし(好きなシーン部門第一位はテッパンだ!)、僕のポケモン友達(非ポケカー)とポケスペの話をしても、結局最後には「ルビー格好良い」で終わる程。イエローもだけど帽子が…帽子ギミックが…。
ちょっと脇道に逸れました。
シナリオの良さに新刊が出る度に購入していたものの、やはり心の底には作画担当変更について、何も説明がなく置いていかれたような寂しさがありました。そしてとうとう1つの答えを僕は見つけたのです。
自宅でネット回線が開通して暫くした頃。
検索エンジンでふと思い出して調べたところ、作画交代の理由を僕はようやく見つけたのです。
体調不良
このたった4文字で片付けられたのは寂しい気もしましたが、連載雑誌3誌別々の話を掲載するという特殊環境で、どれだけ体力・精神力を使っていたかというのは何となくではありますけど、察する事ができました。でも、このたった4文字だけでも単行本に載せる事は…難しかったのかな?と今なら思えます。だって大人ですもの。大人には大人の事情ってものがある…小学館というお堅い出版社+児童向けコミックであるなら尚更でしょうよ。
この話を見てから、再度8・9巻を見返しました。
購入直後は画風が変わったのか?とぼんやり思っていましたが、『体調不良』という事実があると、確かにイラストにもその兆候は如実に出ていた気がしました。上手くいえないけど、キャラクターの顔が安定してないような、絵そのものに安定感が欠落しているような…そんな感じでした。
納得した。
僕の中で一区切りを迎えた瞬間でした。
本当なら今でも真斗さんに続編を描いてもらいたいと思っている。
でもそれは無理な話なのも判っている。
それでも。
そうだと判っていても、僕の想いは変わらない。
ポケモン全般で好きなイラストレーターを3名述べよ。
こう問われたら、僕はこう答える。
にしだあつこさん、姫野かげ丸さん、そして真斗さん、と。
あくまで、僕個人の独りよがりな想いではあるものの、僕の中の想いはこれで一応の完結をしたのである。
ところが、である。
物凄く今更なのだが、某所でこの事件の深い部分を知ることが出来た。長年抱えた悶々としたものはこれで昇華されたと言っても良いと思っている。
次回はそのお話。その3に続く!
コメント
後半で歴代主人公が出てくると再び…
ま、面白いのでいいですよ
えぇ…
御無沙汰ですね~。
まぁタイミングよくクリスタルが発売されていたので、話の流れ的には良いのですけど…ファイヤレッド・リーフグリーン編はもう悶絶してましたとも、えぇ…。