ポケモンカードゲーム アートコレクション感想
ポケカコレクターはそれなりにいますけど、殆どの方はプレイヤー兼任なんですよね。僕がそうならないのは、集めるきっかけにあるのかもしれません。カードバトルでなく、カードに魅せられて集めだしたから。

だからこそ思うんです。
「やっとイラスト集出してくれたか…」と。前回のイラスト集の時も勿論そう思ったんですけどね。ポケカの歴史において、どうやってもカードバトルに重きが置かれてしまい、イラストについてはさほどに思われてないんじゃないか?とすら、思えた時期もありました。近年になってやっと公式大会にて原画イラスト展示したり、サイン会開催したりしてくれるようになり、正直やっとスポットライトを当てて貰えた気すらします。

皆さん、本は買われましたでしょうか?
買われたならば、1度表紙カバーを外してみてください。ありが先生による表紙のラフ画めいたものが
ある筈です。ポケモンはきっちり描かれてますが、背景の着色前はこんな感じなのですね。完成時に消えてる線が沢山あるのが分かるかと思います。

表紙を開くとポケモンコインの数々が。最初のコインであるラッキー(銀)は見切れない位置に配して欲しかったかなぁ…。イマクニ?のドードーコイン、思い入れの強いスターミーコイン…箔押し違いのBWご三家コインとかもうね…(苦笑)

そして、最初のフシギダネの解説を読んで、思いましたね。僕の解釈は概ね当たっていた、と。

以前、旧裏1弾のピカチュウのほっぺたが黄色から赤に修正されてるという記事を書きましたが、当時はゲームボーイのドット絵(白黒)とゲームアートだけが資料だったために、カミナリ技を使うピカチュウのほっぺたが黄色で描かれていたんでしょうね。アニメが始まった辺りで技を使っても元の赤いほっぺたのままとなり、カードも赤に修正されたのでしょう。

…だから、今回のイラスト集には赤く修正されたピカチュウが載るのかなと思ってましたが(通常発売の最初のピカチュウだから掲載しない、なんて事はないと睨んでました)、黄色のままで掲載……胸にじーんと来ましたね。

そうなると、そう!あのカード!
海外版では目線の修正が入ってた、姫野先生のベトベターは……と思ったら、ちゃんと掲載されてて。しかも視線は僕が知ってるベトベターの目線……やばい、まずい、涙腺にくる…と、思って本を閉じてしまいました(サイン会直前で泣くわけにいかない為)。

簡単にコレクションファイルを引っ張りだせないので、徐々に手元のアートコレクションとカードの照らし合わせをして違いを堪能したいと思ってます。取り急ぎ、すぐに取り出せる位置にあったプレミアムファイルneo2があったので、原画との違いを比較しました(画像参照)。

プレミアムファイルには原画にない木の影らしきものがありますが、原画にはないのでなんかしらの手が加わったものがプレミアムファイルに掲載されたのだと思います。そして、イーブイの前にある地表の亀裂がファイルだとかなり見えづらいのですが、今回の掲載された原画で大きく割れた地表だったのが分かります。こういうちょっとした違いを見るのはとても楽しいですねー。



そして、見落とせないコメントがありました。僕は拡張シートからポケカに足を踏み入れましたが、そのイラストの質感がものすごいインパクトで、なんだこれは!!と心の中で絶叫したのです。まるでポケモンが生きてるような、立体じゃないけど質感が伝わってくる。そんなイラストに度肝を抜かれたんです。だからポケカのイラストは単にカードについてるイラストではなく、僕にとってはまさしくアートだったんです。

本を読んで、そのイラストレーターさんのコメントに質感を表現という一文を見つけて、あぁこの方はやはり質感を重視されてるのだと分かり、この方のイラストを好きになれて本当に良かったと思いました。

あーでもやっぱり収録枚数が少ないっ!
もっと沢山素敵なイラストがいっぱいいっぱいあるのに…と思ってしまうので、またイラスト集出してほしいものです。

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